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自力で保育園開業するリスクとは

保育園は開業しやすい?

保育園は昔に比べれば開業しやすくなっています。

2000年以前は社会福祉法人だけが開業することができましたが、今では規制緩和され株式会社や民間非営利団体(NPO)が解説することができるようになりました。緩和された背景としては、世間の児童保育に対してのニーズが高まったからです。

国の政策によって女性が働きやすい環境が整ったり、夫婦共働きが増えたりしたことで、子供を預ける施設のニーズが高まり、その施設の一つとして保育園の需要が高まりました。

保育園に対する需要は高まっていますが、開業するには法令順守はもちろんのこと、ヒト・カネ・モノが必要です。保育園経営の経験があればノウハウを知ることもできますが、それでも全部を把握できるわけではありません。

開業する確実な方法は保育園FCやコンサルを利用することです。費用はかかりますが、自分で何もかも対応するよりも失敗のリスクを抑えられるでしょう。

保育園を開業するために必要なもの・こと

保育園を開業するにあたって必要なものは一番に保育を行う人と施設が必要になります。保育を行う人と施設を用意するためにはお金が必要です。

自前で土地・建物を用意する場合2000万円以上は必要です。

賃貸物件で施設や設備を用意するために500万円以上は必要。※ただし、開業資金は立地によって変わります。

また、認可を得るためには設置基準を満たさないといけませんし、園児一人あたりに求める保育士の人数や広さなどが細かく設定されているため、初期費用、運営費用ともに膨れます。

認可保育園のメリットは自治体から入園希望者を紹介してもらえる点、補助金が出る点です。

保育園として成立をさせるには保育士をそろえないといけません。今までは保育園が少なかったので、保育士に対する待遇は恵まれていませんでした。

保育園を運営していくためには、保育士に対して良い待遇を用意することが求められています。保育士不足から労働環境の悪化や低賃金だと離職率が高まります。

保育園開業のリスク

保育園は投資の対象として魅力的な存在です。

保育園の経営というのは、一般的に投資回収率が高く、初期投資金額が少なく、物販と比べても在庫を抱える心配もありません。一度入園すればたいてい、2~3年は在園してもらえるため収入が安定します。

もちろんリスクもあり、どれだけ園児を集められるかが課題です。

子供が多い地域というのは需要がありますが、認可保育園であっても認可外のどちらにして多数の施設があり、そこに参戦をするため激戦です。どれだけそこで園児を集められるかがポイント。

園児を確保し続けないと、一定数の児童が在園していることが条件の補助金制度も受けることができません。現実問題として、子供がいなくなると保育園を続けることができなくなるので撤退のタイミングも頭に入れておくことも必要です。

園児を集めるためには、十分な保育サービスを受けることができる保育園に、親としては預けたくなります。そういったニーズに応えることができなければ評判が悪くなり、園児を集めることができなくなってしまいます。

保育園FCやコンサルの力を借りてリスクを避ける

少しでも労力を減らし、リスクを軽減する方法として保育園FCやコンサルに頼る方法があります。保育園FCというのはそもそも、フランチャイズなのでお金を払うことでノウハウとブランドを手に入れることができます。コンサルではノウハウを手に入れることが可能です。

双方のメリットは、経営する上で必要になるノウハウや開業・運営に必要なサポートをしてもらえるところです。デメリットは、絶対に成功するというわけではなく、費用がかかるところです。

会社を設立するには多くのノウハウが必要で習得するには時間も労力もかかるため、途中で挫折をする人も少なくありませんが、保育園FCやコンサルの力を借りることで開業への道はスムーズに開くことができます。

保育園FCに至ってはブランドの看板があるため、ノーブランドからスタートをするよりも親の信頼を得られやすくなり、園児を集めやすくなります。開業したときに園児が集まらないというリスクを避けることができるでしょう。

保育園FCで受けられるサービスは?

事業を行うにはいろいろな手続きが必要になります。

保育園FCと一口に言ってもたくさんの保育園FCがありますし、サービス内容はそれぞれ違いますが、基本的に開業するためのサポート、その後の運営サポートをしてくれます。

認可保育園を目指そうと思えば、認可されるための基準を満たさなければいけません。開業までに条件を満たすことができなければ、認可を受けることも助成金をもらうこともできないので、保育園FCを利用する方がスムーズに開業できるでしょう。個人が一から学び基準を満たすにはハードルが高く難しいでしょう。

保育園FCやコンサルを利用しないデメリット

保育園やコンサルを利用しないで開業する人もいますが、リスクとデメリットが大きいです。特に、認可保育園を目標にする場合はスケジュール通りに行う必要があります。そのスケジュールに間に合わない場合は最低年間認定してもらえません。認定外の保育園として運営することになります。保育士を集めたり研修行ったりするとなれば円滑に運営するには、保育園FCを利用するほうが良いでしょう。

保育園FCを利用することによって成功が約束されているわけではありません。不誠実な会社だと利益をあまり出すことができず、収益が圧迫し、開業できてもうまくいかずに、倒産するリスクがあります。

ただ、保育園を事業として成功させるには、ノウハウが必要でありノウハウを得る方法として保育園FCやコンサルは最も有効な手段です。

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