ヨコミネ式教育法
ヨコミネ式教育法(YYプロジェクト)は、女子プロゴルファーの横峯さくら氏の叔父としても有名な横峯吉文氏によって考案された教育メソッド。全国各地の保育園経営者から注目されている保育方法のひとつです。
このページでは、ヨコミネ式教育法について詳しく解説しています。
ヨコミネ式教育法(YYプロジェクト)とは?
30年間の保育園経営から誕生した教育法
ヨコミネ式教育法(YYプロジェクト)は、横峯吉文氏が自身の保育経験をベースとしつつ、子どもの自学自習や心理面の発達などを総合的に考えて生み出した独自の教育法です。
ヨコミネ式教育法では子どもが自分から学ぼうとする力に注目。学力の基礎である「読み・書き・計算」と、体操や音楽といった分野を反復して習得することで、子どもの意欲や向上心も合わせて高めていくことを目的としています。
学ぶ力:自ら考えて学べる力を備えた子どもを育てる
例えば子どもが何かに興味を持って、「もっと知りたい」と思った時、それまで自分で考えたり学んだりした経験がなければ、学習を続ける意欲がなかなか上昇しないかも知れません。
そのため、ヨコミネ式教育法ではまず「読み・書き・計算」を通して、単なる知識を詰め込むのでなく、子どもの中に育つ生きるために必要な知識を自ら学ぶ力を重視しています。
体の力:一生の基盤となる運動能力と健康な体の獲得
運動神経は6歳までに大きく発達すると言われています。年齢に応じた「体の力」を養うため、幼児期に必要な環境づくりをします。
ヨコミネ式教育法では、学びのベースをつくる一環として、健康的で運動神経にも優れた肉体の発達を重視。6歳までの時期にたくさん体を動かして、運動能力を養うカリキュラムを実践しています。
心の力:失敗や困難を自分で乗り越えていく強さ
困難にぶつかった時や何かのトラブルに見舞われた時、くじけることなく前を向きながら、弱っている人へ手を差し伸べられる優しさや思いやりを持つ心の強さも重要です。
ヨコミネ式教育法では、子どもがちょっとした問題に直面した時、あえて大人がすぐ手助けせずに子どもの行動を見守ることで、子どもが自分で考えて乗り越えていける心の強さを育てます。
自分の力で困難を解決できると知った子どもは、さらに様々なことへ挑戦する意欲を向上させ、結果的に多くの経験を積んで一層に成長できると考えているのです。
ヨコミネ式教育法を保育園経営へ取り入れる際のポイント
子どもの自然な競争心を大切にする
子どもはお互いに支え合って助け合う一方で、一緒に競争しながら自尊心や向上心を育てていきます。そのためヨコミネ式教育法では、自然に生まれる子どもの競争心を邪魔せず、自己成長を促している点が特徴です。
子ども同士で一緒に成長するチャンスの提供
多くの個性を持った子どもの中には、好奇心が強くどんどんチャレンジする子がいれば、ゆっくりと習得していく子もいます。しかし、子どもは誰でも発達途中であり、できる子を見て真似をしたり、できない子に教えてあげたりといったことも自然な行動の一部です。
そのため、大人が子どものチャンスを奪わないよう注意しなければなりません。
子どもの自尊心を大切にする
子どもが何かを達成した時、認めて褒めてあげることで、子どもに自信をつけたり達成感を覚えさせたりと、成長を促す大切な要素になります。
また、子どもだからできなくても当然だと考えるのでなく、挑戦して失敗してしまう子どもがいたとしても、自分たちの意思で立ち上がって再チャレンジできるよう、一人の個性として向き合う姿勢も大切です。