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マッサージ・リラクゼーションサロン

マッサージ店やリラクゼーションサロンの市場規模は、他業種と比べ比較的簡単な設備で開業できるという事もあり、サービスを多様化させながら成長し続けています。ここでは、人気が高まっているマッサージ・リラクゼーションサロンを開業するためのポイントを解説していきます。

フランチャイズと個人開業

マッサージ・リラクゼーションサロンを開業するには、個人で開業する方法とフランチャイズを始める方法の二つの方法があります。
個人で開業する場合は、店舗を自宅にしたり自分の好みのコンセプトで自由にできるというメリットがあります。内装や設備を整え、使用するタオルやオイルなどの消耗品を自分で用意します。スタッフの採用や教育、経営から宣伝の仕方を考えて運営できるでしょう。
フランチャイズの場合は本部と契約し、サポートを受けながら開業準備を進めていきます。一般的には本部で行っている研修で、開業のノウハウや技術を学び、初めてでもスムーズに開業できるシステムです。フランチャイズ本部によって、サポート内容はさまざま。行政手続きの支援や、融資サポートを行っている本部もあります。

どちらのやり方が、自分の理想とするマッサージ・リラクゼーションサロンを経営できるかを良く考えて選択しましょう。

マッサージ・リラクゼーションサロンを開業するために必要な知識・技能

マッサージ・リラクゼーションサロンの開業に必要な資格や免許はありません。しかし、資格を持っていることでお客様にとって信頼感や安心感がプラスされます。資格を取得すれば、他店との差別化を図れるでしょう。
スクールによっては、リラクゼーションのテクニックを学べ、民間資格の取得を目指せます。資格の内容は、一日で取得できる資格もあれば、独立開業を支援する上級コースなどです。スクールで時間をかけて学び、名称を使用できる資格もあります。事前にどのような資格が、自分の開業するサロンに役立つか確認しておきましょう。
ただし、マッサージ店の開業は注意が必要です。マッサージは国家資格保持者(あん摩マッサージ指圧師)が行う医療類似行為にあたります。資格のない場合は、リラクゼーションやもみほぐしなどといった名称で施術します。

マッサージ・リラクゼーションサロンの開業資金

個人で開業する場合、どういった形態と規模のお店にするかで開業資金は大きく変わります。開業にかかる経費の項目としては物件取得・改装費・設備費用・広告宣伝費・運転資金に分けられます。またフランチャイズで開業する場合は加盟費と保証金が加わります。

物件取得・改装費

マッサージ・リラクゼーションサロンを開業する場合、貸店舗・賃貸マンション・レンタルサロン、自宅サロンなど開業のスタイルによって物件取得費は変わります。特に賃貸マンションは、大家さんに黙ってサロンを開業してしまうと重大な契約違反になってしまうので、SOHOタイプの賃貸マンションがおすすめです。賃貸物件において、SOHOタイプというのは、住居兼事務所として使用できる物件のことを言います。家賃10万円のSOHO物件で開業する場合は、敷金・礼金・その他保険を入れると100万円程度が目安になります。自宅サロンの場合、取得費はかかりませんが、サロンのコンセプトに合わせた内装や家具にする場合は改装費が必要になります。

ショッピングモールの中など条件の良い貸店舗物件は、物件取得料は掛かるが宣伝広告費にあまりお金を割かなくても集客できる場合もあります。また自宅での開業は、物件取得費は掛からない代わりに宣伝費を掛けないと認知されにくいでしょう。開業する物件によって、メリットデメリットがそれぞれあります。サロンの理想の方向性を考えて検討しましょう。

設備一式

施術ベッドをはじめ、待合スペースの椅子・テーブル・キャビネットなどを必要に応じて揃えます。施術メニューによっては保温・保冷庫などの機器の購入やレンタルが必要になります。

広告宣伝費

ポスターやちらし、販促グッズ作成などの費用です。また、SNS運用や公式サイト作成、無料口コミサイトや集客につながる美容系サイトへの登録などの宣伝方法もあります。ターゲットを分析し、効果の高い方法を選ぶと良いでしょう。

運転資金

人件費や賃貸料、水道光熱費、消耗品費などが発生します。また、軌道にのるまでは収入が不安定になります。最低3ヶ月~6ヶ月程度の生活費・家賃を確保しましょう。

マッサージ・リラクゼーションサロンの業態と業務内容

マッサージ業界はサービスが多様化し、今まで利用する機会の無かった新しい客層や、女性の利用者が増加。新規客の増加で、市場規模が拡大を続けています。隠れ家的な個人経営店からチェーン店やフランチャイズ店まで増加の傾向にあります。
ここでは、マッサージ・リラクゼーションサロンの業態と業務内容について具体的に紹介します。

アロマテラピーとリラクゼーション

アロマテラピーは、植物に由来した香り成分の精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身の健康・リラクゼーション・ストレス解消などを目的とする自然療法です。
精油を組み合わせたアロマオイルを使ってトリートメントを施します。

リンパトリートメント

溜まってしまった老廃物や毒素を含むリンパ液を、滞りなく流れるように行うトリートメントです。リラックス効果も得られる人気の技術です。

整体とカイロプラクティック

整体は骨盤や背骨を整えて、筋肉のコリや疲労を和らげまます。またカイロプラティックは、身体の歪みをつくる原因を探して背骨・骨盤を矯正します。整体師は医療行為を行えないので、制限のある施術になります。

柔道整復

柔道整復は、国家資格を持つ柔道整復師が行う、骨折・脱臼・捻挫などのケガに対する伝統医術です。柔道整復師の施術行為に対しては健康保険、自賠責保険、労災保険などの保険が適用されます。

あん摩マッサージ指圧

日本の伝統医学である東洋医学の知識を基礎として、体の不調を緩和するための施術があん摩マッサージ指圧です。からだを手で押す・揉む・さするなどの動作で血行を改善し不調を和らげます。施術にはあん摩マッサージ指圧師の国家資格が必要です。

鍼師と灸師

専用の鍼やお灸を用いて筋肉のしこり解消や血行促進を高める方法です。

訪問マッサージ業

通院が困難な利用者のもとへ、国家資格を持つ施術者が出向いてマッサージする形式になります。

リフレクソロジー・足つぼ

リフレクソロジーとは、手のひらや足の裏など一部分を刺激して内臓の疲労を和らげるといった療法です。また足つぼは、足の裏の特定部位を指や専用の器具で押すなどして刺激をし、リラクゼーション効果や疲労の回復、自然治癒力や免疫力を高める療法です。

ストレッチ

筋肉や関節を伸ばし、柔軟性を高め関節の可動域を拡げます。同時に呼吸を整え、リラックスすることで過緊張による疲労の回復にもつながります。
最近は整体の技術との組み合わせで相乗効果を生む施術も人気です。

ヘッドマッサージ

頭皮の緊張や張りをゆるめたりほぐしたりすることで血行を促進させ、首や肩の張りを和らげます。リラックス効果も高く、不眠症や頭痛の軽減にも効果があると言われています。
気軽に利用できることから、頭を濡らさずに施術する無水ヘッドスパが近年人気となっています。

マッサージ・リラクゼーションサロンの経営を成功するためには

マッサージ・リラクゼーションサロンを開業し経営するためには、立地のマーケティングから事業計画書の作成、店舗の準備など、やるべきことが山積みです。
様々なノウハウやプロによるアドバイス、開業までのカリキュラムが組まれたフランチャイズでは、未経験者でも安心してチャレンジできます。自分の理想とするマッサージ・リラクゼーションサロンを経営するにはどういった方法が良いのかを考えて選択しましょう。

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