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音楽教室

音楽教室を開業するにあたって必要なことを簡単に説明します。

音楽教室とは

「音楽教室」といった場合どのような教室を思い浮かべますか。一般にはピアノやバイオリンなど楽器の演奏を学ぶ教室をイメージすることが多いようです。

最近では、ボイストレーニングやリズム教室、カラオケ教室等、音楽教室の種類も増えてきました。

運営主体も大手企業が経営しているものから、自宅を教室に使用する個人経営のものまでさまざまです。

音楽教室を開業するには

開業届の提出

音楽教室を開業するのに特別な資格・認可は必要ありません。管轄の税務署に個人事業の廃業等届出書を提出すれば開業できます。

従業員を雇う場合には合わせて給与支払事務所等の開設届出書も提出します。

開業場所の選定

地域選び

地域選びでは最低限、音楽に関心のある人達が住んでいること、子供向けの場合はファミリー層の多い地域であること生徒が通学しやすく、宣伝効果も高いアクセスのよい地域であることの3点を押さえる必要があります。

施設選び

レッスン場は防音性とレッスン場の広さから選定します。

防音性は音楽教室に必須です。楽器を使用したり歌を歌ったりするため、レッスン音が近隣の迷惑になれば教室閉鎖といった事態にもなりかねません。

またレッスン場は広すぎても狭すぎても運営費の負担となります。事業計画に沿った生徒数、回転数を試算し、それに見合った広さのレッスン場を確保しましょう。

最も手軽なのは自宅をレッスン場にすることです。防音工事は必要かもしれませんが、全体としては少ない資金で開業できます。

コンセプトを決める

コンセプトとは誰を対象に、何をどのように教えるかということです。たとえばプロ育成を目指す教室と、初心者向けの教室とでは、教育法も指導者の質も異なります。

また同じ初心者向けでも、短期間で確実なレベルアップを目指す教室と、音楽に親しみ、楽しく学ぶことを優先する教室とでは、宣伝対象・方法、営業時間等も異なってきます。

これは言い換えれば、あなたが何をしたいかを明確にすることです。明確なコンセプトがあれば、運営方針や宣伝方法、備品・設備の導入まで方向性がそろい、より効果的に音楽教室を経営できます。

音楽教室の集客

音楽教室はただ開けば生徒が集まるわけではありません。集客=宣伝活動は必須です。最低限ホームページの開設と近隣地域でのチラシ配布は行いましょう。さらに無料体験レッスンやSNSの活用も検討しましょう。

音楽教室の開業費用

音楽教室の開業費用は主に施設費用、教材費、人件費、楽器購入費の4種です。

施設費

レッスン場の契約費と賃料です。賃料は維持費として毎月発生するので、開業時には数か月分を用意しておきます。

また防音性のない教室を借りたり自宅を教室にする場合には、防音工事や必要に応じて内装工事も行います。この費用も開業費用に含めましょう。

そのほか設備が壊れてしまった場合の修繕費も開業費用として用意しておきましょう。

教材費

音楽教室では楽譜などの教材が必要です。教室のコンセプトに合ったものを選びます。子供向けの音楽教室であれば、子供向けの教材が必要です。

人件費

生徒の指導から事務、経理まで一人で行うのであれば人件費は大きな問題にはなりません。

しかし先生や従業員を雇うのであれば人件費が発生します。これも数か月分は開業資金として用意しておきましょう。

楽器購入費

必要な楽器は音楽教室の種類によって異なります。比較的少ない資金で購入できる教室もあれば、高額な費用がかかる場合もあります。

たとえばグランドビアノやバイオリンのような弦楽器は数百万円かかることも普通です。電子楽器の場合にはヘッドフォンやアンプ等の周辺機器が数多く必要なものもあります。

楽器はランクによって値段がさまざまです。教室によっては楽器購入費が開業資金の多くを占めることになるケースもあります。無理な購入計画を立てず、実現可能な範囲で購入を進めましょう。

その他の費用

音楽教室では生徒のモチベーション維持や目標とするためにも、定期的に発表会やイベントを開催します。開業後1年間に開催するイベントを整理し、イベント費用がいくらになるのか見積もりをしておきましょう。

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