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家庭教師

家庭教師の起業メリット

安価な初期費用で始められる

家庭教師で起業する大きなメリットが、安価な初期費用で始められることです。一般的に、起業する際は事務所やパソコン、デスクなど、業務をこなすのに必要な設備を一式そろえなくてはならず、かなりの費用がかかります。ところが、家庭教師は生徒自宅が働く場となるため、事務所や教室などを用意する必要がありません。自分の能力が武器になる家庭教師は資金がかからず、働く時間も自分の都合でカスタマイズできるのが利点です。

生徒が1人でも高収入が見込める

家庭教師を始める場合、生徒が1人でも高収入が見込めます。例えば、医学部受験対策や難関中学受験対策など、高い単価で指導を提案できるからです。基本的に、ネームバリューや実績がない状態で個人として家庭教師を行う場合は、低価格で始めるのが一般的。それでも時給5,000円で1コマ90分の授業を月8回行えば生徒1人から月60,000円はもらえます。

家庭教師の起業で失敗しやすいポイント

ターゲットを絞れていない

一概に生徒といっても、レベルや志望校にはばらつきがあり、有名国立大学を目指している生徒もいれば医学部を志している生徒もいます。そのことを考えずやみくもに家庭教師を請け負うと、生徒の特徴が散らばり事前準備に忙殺されるでしょう。生徒の可能性を引き出すためにも、「理系特化型」や「○○大学志望専門」など、ニーズを明確にしてターゲットを絞るのが大切です。

対象エリアを明記していない

ホームページやSNSなど、広告する媒体に対象エリアを記載しないのも、庭教師の起業で失敗しやすいポイントです。生徒を集客するためには、対象エリアの明記が欠かせません。せっかく目に留めてもらえたとしても、自分が対象に含まれるか分からないと申し込みに至らないからです。ホームページを開設する際は、どこまでのエリアを対象としているのかはっきりと明記するよう気を付けましょう。

家庭教師は週末起業にも向いている?

家庭教師になる上で必要不可欠な資格はありません。バイトで家庭教師をしたい場合は大卒という学歴があれば十分なほどです。とはいえ、週末起業を展開する際は資格や学歴がアピールポイントになります。他の家庭教師と差をつける武器にもなるため、取得できそうな資格があれば取得しておくのが賢明です。特に教員免許を持っている方は武器になるので、資格保有者であることを全面に出してアピールすると良いでしょう。

家庭教師の週末起業の始め方

マッチングサイトに登録するのが家庭教師の週末起業の第一歩。マッチングサイトを利用するのは最も手軽な方法であり、サービスを通して料金の支払いもしてくれるためとても便利です。ただし、手数料がかかったりシステムが発展途上だったりするため、利用する際はしっかり吟味する必要があります。また、マッチングサイトの他にも、ホームページで生徒を募って直接契約したり、SNSで呼びかけたりする方法もあるでしょう。上記の方法は事業を拡大したい際に活用する場合に向いていますが、集客効果が出るまで待たなくてはならず、ビジネスが軌道に乗るまで時間がかかるという側面もあります。どの方法が自分に合っているか、色々と試してみて下さい。

家庭教師の週末起業のリスク

契約関係のトラブルに注意

一度だけでなく長期間同じ生徒のサポートを請け負う家庭教師。お子さんと長い付き合いになるので、扶養者の方と契約を交わすことになります。契約関係でトラブルに発展する可能性があり、契約内容は指導を続けていく上で注意したいポイントです。例を挙げると、相手が続けてキャンセルしたときや、自分の都合で指導の継続が困難になったときなど、契約する段階でそのようなときどのような対応をとるか決めておかなくてはなりません。あらかじめしっかりと話し合い、決定事項は書面に残しておくのがリスク回避のコツです。

指導時間以外の業務

家庭教師の週末起業には、指導時間以外の業務も追加でついてくるかもしれない、というリスクがあります。基本的に家庭教師が面倒を見るのは学習面だけですが、ときには志望校や勉強方法、成績などの相談を受けることもあるでしょう。場合によっては保護者から相談されることもあり、そのうち依存されて毎日のように連絡がくることも珍しくありません。そのようなケースを防ぐためにも、サービスの内容は明確にしておきましょう。

家庭教師のフランチャイズを始めるのにかかる費用

初期費用

15~100万円程度がフランチャイズで家庭教師を始めるのに必要だとされています。家庭教師は事務所や店舗を新しく用意する必要がないので、学習塾と比較してもかなり開業資金が低いのが特徴。開業資金の中に含まれているのは、フランチャイズへの加盟金や教材費、研修費、備品・設備費など。この中で最も差が出るのが「加盟金」であり、どこのフランチャイズに属するのかによって40~50万円ほど変わってきます。

運営資金

1カ月あたりで考えて、15~100万円が家庭教師の運営資金の相場です。かなり幅が広い数字となっていますが、これは「人件費」があるからです。生徒の人数が1人であればオーナーも1人で事足りますが、大人数の場合そうはいきません。生徒が30人以上の場合はスタッフも3~4人は必要でしょう。その場合、人件費だけで毎月40~60万円ほどかかってきます。このように、生徒の数やスタッフの数によって運営資金の額は変わってくるのです。

家庭教師のフランチャイズのサービス内容

受験対策や試験対策

家庭教師はどの学年を対象にしていたとしても、基本的には受験対策や試験対策をメインに扱います。生徒の家庭か自分の自宅で直接指導する授業スタイルが定着しており、マンツーマンで指導します。一つの店舗に大勢の生徒を集める学習塾と異なり、生徒の自宅に毎回足を運ぶのが家庭教師の特徴。授業日程の融通も聞きやすく、固定している場合もあれば相手方の都合によって変更することもあるでしょう。試験が近いときや長期休暇は「特別講習」を設けるなど、連日出勤する週もあります。

フランチャイズで家庭教師を始めるメリット

未経験でも始めやすい

実務経験がないと始められないと思われがちな家庭教師ですが、フランチャイズを利用する場合、未経験でも始められます。フランチャイズ業界では開業前に研修を行ったりフォローしたりする体制が採られており、経験不足を補うことが可能。本部が用意してくれたノウハウもあるため、仕組みを理解して活用すれば十分やっていけます。

短期間で黒字に持っていける

物件取得費や賃貸料をとられないのが、飲食店などのフランチャイズとは異なるところ。初期費用・運営費用を大幅にカットできるのが家庭教師のフランチャイズの強みであり、短期間で黒字化することも夢ではありません。内装費や外装費、設備費などにかかる費用が安いのもメリットの一つ。運営資金を可能な限り節約して経営していけば、生徒数が少なくても経営を軌道に乗せることができるでしょう。

手間やコストをカットできる

個人で開業するよりも、手間やコストがかからないフランチャイズ開業。個人開業で家庭教師を始めようとすると、ノウハウを自分で開発し、教材や機材もたくさんある中から選ばなくてはなりません。ノウハウを開発するのに手間どり、開業が遅れる可能性もあるでしょう。指導するスキルや生徒を集める告知活動など、自分で段取りを決めて取り組むのも大変です。一方で、その辺のサポートが手厚いのがフランチャイズの魅力。研修制度をはじめさまざまなサポートがあるので、必要に応じて活用できます。

フランチャイズで家庭教師を始めるデメリット

毎月ロイヤリティが発生する

毎月本部にロイヤリティを支払わなくてはならないのがフランチャイズのデメリット。ロイヤリティは売り上げに関係なく支払わなくてはならにため、状況によっては経営が圧迫されることもあるでしょう。

運営方法に制限がかかる場合がある

フランチャイズの本部には経営方針があり、加盟者はその方針に従う義務があります。運営方法や仕入れなど、ある程度の制限が設けられているため、自分で自由に経営できるわけではないのです。運営方針が提示されているのは未経験者にとってはありがたいことですが、経営方針が自分の理想と違う場合はトラブルのもとになりかねません。加盟する前にプランの内容はよくチェックしておきましょう。

ブランドイメージに関するトラブルに巻き込まれやすい

フランチャイズに加盟している側はブランドのイメージを受けやすいという特徴があります。本部が不祥事を起こして悪いイメージが着くと、自社もその影響を受けてしまうでしょう。イメージダウンの可能性が自社以外にもあるのがフランチャイズのデメリットです。

フランチャイズで家庭教師を始めるための事前準備

市場を調査する

開業前の市場調査はフランチャイズに加盟するとしても欠かせません。開業を考えているエリアに住んでいる人の層や、競合他社の情報を得ることは集客する上で重要です。効率よく集客するにはターゲットを絞る必要があり、生徒の年齢層だけでなく生徒のレベルなど、あらかじめいくつか調査項目を設けておくと良いでしょう。

可能であれば資格や学歴を取得しておく

フランチャイズで家庭教師を開業するにあたり、必要なしかくや学歴はとくにありません。しかし、資格や学歴を持っていると大きな武器になるので、取得できるものがあれば開業前にとっておくのがおすすめです。

販促計画を立てる

開業する前に販促計画を立てておくとスムーズにスタートダッシュを決められます。フランチャイズに加盟するとはいえ、本部によっては開業プランに広告や宣伝のサービスが含まれていない場合があるので、自分で販促計画を練っておくのが賢明です。販促活動のコツはインターネットにあり、ホームページの開設やブログの開設、SNSやスキルマーケットなど、宣伝効果が大きい媒体が多くあります。開業エリアやターゲット層のことも意識に入れつつ、販促計画を考えておきましょう。

家庭教師フランチャイズを成功させるポイント

家庭教師フランチャイズを成功させるポイントは、本部選びを的確に行うことにあります。本部を選ぶ際に見極めるべき要素は3つあり、1つ目は収益のポテンシャルが高いことで、2つ目はサポート内容が豊富なこと、そして3つ目はリスク管理がしっかりしていることです。まず収益のポテンシャルが高くないと収益を増やせませんし、サービスが充実してなければ滞りなく準備を進められません。未経験の場合は経験値もスキルも低いため、研修制度などを利用して補いたいところ。加えて、契約関係のトラブルに発展しやすい側面があるため、リスク管理が徹底されていることも大切です。トラブルに対する対応がすぐに取れる仕組みになっているか、具体的にどのような対応策があるのか、開業プランのリスク対策にいたる細部まで、しっかり目を通すよう心がけましょう。

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